不登校から見えてきた未来 by 子連れ狼旅日記

不登校になったコドモとの日々🍀そこから見つけた新しい人生🌈のんびりあせらずいきまっしょい

不登校だったあの頃を思い出して

毎朝元気にバイトへ行く兄者

 

こんな日が来るとは

 

あの頃の自分に教えてあげたい

『焦らなくていい。大丈夫だよ』

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先月、兄者が通っていた通信制高校で開かれたオープンキャンパス

 

うちの学校では

午前中は不登校やひきこもりに携わる学校関係、病院関係などの有識者から講話が聴ける時間を作っています。

これには、内部外部問わず誰でも参加OK。

 

お話を聞いた後の質疑応答や、参加者それぞれの状況などを話す懇談的な時間を大切にしています。

 

また1年に一度、入学直後の5月には卒業生の保護者から話を聞く機会を設けてあります。

学校での生活について、通信制高校へ来てみてどうだったかを、主に入学したばかりの保護者へ向けて学校を知ってもらう意味合いで開かれています。

 

私も2年前参加して、先輩方のお話を聞いた一人でした。

また他の保護者の方たちとも仲良くなれるキッカケにもなりました。

 

www.kozure-ookami.xyz

 

今年卒業の後、副学院長先生からオープンキャンパス前半で兄者の学校生活の思い出をお話してもらえないかとのご連絡を頂きました。

 

お役に立てることならばと了承し、また兄者に話すと

『良かったじゃん!いいよ、何でも話して。洗いざらい(笑)』とこれまた嬉しい返事。

コロナの影響で5月予定が延期になり、ようやく先月開催となりました。

 

原稿を書いて読むのは苦手なので、話の道筋がそれないように不登校になっていった経緯と転学するまで、通信制高校での生活と卒業後の生活、バイトを始めるまでを大体の時系列にまとめ『話したい事』を大きくメモりました。

 

当日。在校生と卒業生保護者含め、15人くらいでしょうか。

見知った顔もちらほら。

その中で1時間ほどお話をさせて頂きました。

 

もちろん、ソーシャルディスタン。

 

できるだけ、みんなの顔を見ながら。

 

あまり重い雰囲気にならないよう、時折笑いを入れながら、それでも1時間はあっという間でした。

 

涙をこぼしながら聞いておられる方

声を詰まらせながらお礼を言ってくださる方

 

皆思いが分かります。

苦しさも、辛さも、どこにも言えない悲しさも

 

大事な我が子が闇の中をさまよい、どう手助けすればいいかわからない

 

なんとか引っ張り上げてあげたくて、あがいてもがいて

それでも周りから心無い批判を受けて

 

段々と追い詰められていくのは、子どもばかりではなく、お母さんもです。

 

 

一番苦しく、不安で絶望しているのは子どもです。

『学校へ行けない自分』を責めています。

『動けない自分』がどうしてか分からず、苦しさから逃れるためにゲームをする。

 

そうしないと押しつぶされてしまうから

 

そしてギクシャクする家族に対しても、後ろめたい思いを抱えています。

 

そして何とかしなくてはと焦る親は、『これではいけない』と何とか戻そうとする。

 

ここでお互いの気持ちがずれてくると、会話すら出来なくなり、本当にひきこもってしまう。

 

 

子どもにとっては、家が、親の元が一番の安全地帯です。

 

身体が動けない時は、心が疲れ切ってしまった時。

 

休んで、充電すれば、また動き出せます。

 

その時を焦らず待つこと

 

 

精神的、身体的に、医療の手助けが必要な場合もあります。

病院だけでなく、学校や支援機関等とのつながりも大事です。

 

動き出せるタイミングに、そっと背中を押してあげる

 

 

でもこれまでの時間が本当にきつい

 

 

子どもの将来を思うほど、親は悩み1日も早くと焦りの気持ちもでます。

 

そんな時に、必要なのは仲間です。

 

 

保護者の方たちが「今、一番何に苦しんでいるのか」

 

子どもが学校へ行けない

食事をとらない

会話ができない

病院へ行ったけれど、先生と合わない

来年高校進学だけれど、今のままでは不安

進学、就職できるのだろうか

親、家族に責められる

 

みんな様々な悩みを持っています。

 

先生や専門家の立場からアドバイスできることもあれば

同じ悩みを経験したからこそわかる保護者からの話が大きな支えになることも。

 

また、自分の気持ちを聞いてもらうだけでも全然違います。

 

 

私は兄者の通信制に行って、学校自体も子どもに合っていたこともモチロン、

先輩保護者との出会いに救われました。

 

どうか分かってほしい

一人で苦しまないで

同じ悩みを共有する仲間がいるよ

 

 

自分が助けてもらったように

今も独りぼっちで泣いているお母さんの力になりたいと

オープンキャンパスの午後は卒業生保護者が自主的に集まり、内外問わずいろんな方たちのお話を聞いています。

 

別名【延長戦会場】

ほぼ毎回夕方まで開催(笑)

 

いつもならそこから先生も交えて飲みにと

【時間外延長戦】になるのですが、今年はコロナで未だ開かれず💧

 

『もうだいぶ行ってなーい。早く行きたい!!!』

誰よりも楽しみにしているのは副学院長先生です(笑)