多種多様化する子ども達の現状
対応力を求められる学校
変わらなくてはいけない
私達大人も、学校も
少し前の話です
兄者の通う通信制の学校では
定期的にオープンキャンパスが開かれます。
通信制を考える子どもさん、ご家族のご相談でもあるのですが
通信制に入っても、
なかなか学校に馴染めないお子さん
人と接することに恐怖を感じて家から出ることができない、
昼夜逆転していて生活リズムが整えられない、
社会に出ることが難しい等々
悩みは尽きないものです。
兄者もそうですが、
これといった理由が分からない場合、
正直親はお手上げになってしまう。
どうして、どうして・・・と
子どもを追い詰め、自分を追い詰め
負のループになってしまうんですね。
学校では講演会と称して、
様々な講師の方のお話が聞けたり、
また保護者の方の体験談を聞く機会を作ってくれます。
午前中は講演会に参加し、
午後は延長戦会場という場を借り、
お互いひたすら近況を話しまくります。
これがかなり息抜きになるんですね~
そして夜は先生も交えての飲み会という流れ(笑)
なかなか学校へ行けないお子さんのご相談が多いので
必然的に子どもより親の方が登校日数が多い(;^ω^)
でもこの場所があるおかげで、随分と救われました。
中学校時代、子ども達の事でとてもお世話になった先生が
高校へ移動になっていました。
全日制の高校だったのですが、保健の先生ということもあり
兄者の通う学校を知ってほしかったので
思い切って講演会にお誘いしました。
この時は「発達障害と支援のつながり」という内容でした。
先生は二つ返事で参加をお返事くださり、
当日は兄者も一緒にランチに行く約束をしました。
久々にお会いする先生は
お変わりなく明るくお元気で
こちらまで笑顔になってしまいます。
講演会の間は、ずっとメモを取りながら真剣に聞いておられました。
学校を見て回り、先生方も紹介しました。
学校という縦社会の中では
容易に他の学校や通信制を紹介できないことも分かっています。
でも、子どもが追い詰められたとき
どうしようもなくなった時の選択肢の一つとして
考える道としては、示してあげてほしいと
考えます。
実際にその学校を訪れたり、先生方や生徒と会わなければ
分からないことも多いはず。
通信制に対しての偏見や誤解などもまだまだ多い。
かくいう私もそうでした。
普通の学校へは行けない、
荒れた子ども達が行くところではないのかな、と。
現実は全く正反対で
素直な優しい子達ばかりの集まりでビックリしました。
実際入ってみて分かったこと、
学校の良さなどが伝わればいいなと
折に触れ色んな人に話すようにしています。
また先生にはとても心配ばかりかけたので
元気になった兄者の姿を見てもらいたい
とも思いました。
先生も久々に会う兄者に大喜びで
「ちょっと、ちょっと!
随分大人っぽくなっちゃって!」
とバンバン肩を叩いていました(笑)
三人で学校近くのタイカレー屋さんに行き、
先生を真ん中に、色々と近況を話していました。
「明るくなりましたね。ほっとしました」
と兄者と別れてから先生が言われました。
また通信制高校へ直接来れたことや
講演会もとてもいい勉強になりました、と言って頂きました。
良かった。
いろんな立場から
子ども達を守る味方が増えてほしいと
心から願います。