『お葬式』って聞くとどうしても暗~いイメージ。
でももっと前向きに、明るくてもいいんじゃないのかなぁ
父との別れの際、いろんな斎場を廻りました。
葬儀のスタイルや手順、料金など様々です。
親族の手前だったり
世間体だったり
まだまだ本人や家族が望む葬儀にするのは難しいのかもしれません。
あれこれと調べる中、とても素敵なお別れの会を目にしました。
昨年お亡くなりになったモンキーパンチさんの《ルパン葬》
子どものころから当たり前のように見ていた《ルパン三世》
その自由奔放で独特の世界観から、子ども心にモンキーパンチさんは外国の方だと勝手に思い込んでいました(;'∀')
亡くなられた先生のお別れの会では
祭壇を真っ赤なバラと
ルパンや銭形警部ら馴染みのキャラクタ-が囲んでいます。
これがカッコイイ!!!
モニターでは思い出の映像が上映され、
ゆかりの品々が展示されています。
あの愛車フィアットもバルーンで登場
「先生を偲びながら心温まるようなお食事を」との主催者の意向で
キャラクターをモチーフにしたユニークな特別料理がふるまわれました。
ルパン寿司&拳銃いか握り!
銭形のとっつぁん稲荷&金塊玉子焼き
次元おにぎり&タバコチーズ
五ェ門 斬鉄剣オードブル(斬鉄剣アスパラ&きゅうり 斬れないこんにゃく添え)
こういうところが細かいw
不二子ちゃんスイーツプレート(不二子ちゃんケーキ/札束チョコケーキ/ごくろうさんリンゴ/ジュエリーゼリー)
まぁ一般人とは違うのでここまで特別に出来るんですけど
それでも
「先生の想い出と共に楽しい時間を過ごしてほしい」
という気持ちがすごく感じられます。
素敵だなぁ✨
こんな風に残された人たちも前向きになれるような
そんな明るいお別れの形は理想です。
伝統を重んじ厳粛な葬儀が慣例だったイギリスでも、近年明るい葬儀が増えつつあり、故人が好きだったキャラクターやマジシャン、クリスマス風と仮装で見送るスタイルも人気。
この葬儀会社のCo-op Funeralcare(コープ・フュネラルケア)代表曰く
「私たちは皆それぞれユニークな人生を歩みます。だから最後に別れを言う時は、それを反映するべきなのです。」
「私たちは自分の意に沿った形でこの世に別れを告げる事ができるだけでなく、残った家族に辛い仕事を残さなくて済むのです」
私は父の葬儀の際、好きな音楽をずっと流し続けました。
そしてお通夜の晩は孫たちのピアノとギター演奏。
にぎやかでした。
そして
【ゴッドファーザーのテーマ】で出棺(笑)
まぁコロナやいろいろあり、親族や主人関係などを入れず
子どもだけで行ったため、好き勝手に出来たのではありますが。
根っからポジティブで、暗い事や古いしきたりが苦手な父には
ピッタリだったと思っています。
さぁ、私の時にはどうしようかな?
悲しい気持ちではなく、前向きにエンディングストーリーを計画中です。
子どもの頃から大好きだったルパン三世。
来年はアニメ化50周年を迎えるそうです。
これからもキャラクタ-達が、作者の命をつないでいくのでしょうね。
ルパンの
『さぁ、はじめようぜ』
という声が聞こえてきそうです。