昨年の今頃はすでに地獄モードだったなぁ
今はちゃんと「生きてる」気がする
師走に入り、段々と慌ただしくなってきますね。
今年は喪中で年賀状がないぶん、気楽な気がします。
今でも前いた会社の子から時折連絡をもらいます。
大半が半泣き状態で「すみません…聞いてください( ノД`)シクシク…」てカンジなんだけれど。
私が以前いた会社は、年末年始が超繁忙期。
11月ごろから2月ごろまでの生活がひどかった。
朝8時過ぎに出社してそこからパソコン漬けで夜の10時過ぎまで。
席を離れるのはトイレの時くらい。
形式上一応休憩はありますし、会社としては「ちゃんと休んで」ってスタンスなんですが実質不可能。
もう殺伐とした毎日を送っていました。
大晦日まで
ご飯も作れる気力も体力もなく
それでも帰ってからフラフラと作る日々
一番恨めしいのは、休みや先に帰っている主人が一切手伝ってくれないこと。
一人だけ刺身を買ってきて晩酌してるか、お菓子を食べて寝ています。
お願いしてもため息つかれるか「いいよ。待ってるから」としか言わない。
おかずセットの宅配と、子どもが頼りでした。
このヨシケイさんにはずいぶん世話になったなぁ(;'∀')
中には湯せんだけでOKなおかずセットもありますが、やはり少々お高い。
でも買い物に行く時間すらないほど、切羽詰まってました。
そんな地獄のような繁忙期、他所の部署からスタッフが期間限定でヘルプに来ます。
その中で、いつも笑顔で元気いっぱいな女の子がいました。
まだ入社して半年くらいでしたが、仕事も早く丁寧で、何より感じがいい。
「次、何しましょう」とどんどん仕事をさばいてくれるので、本当に助かりました。
誰とでも仲良くなれるし、気遣いもできる。
イヤな顔をせず常に前向きな彼女の姿には、こちらが励まされるくらい。
その彼女がうつになり、会社を辞めたそうです
もう言葉を失いました。
あんなにいい子が・・・どうして・・・
元気で明るく仕事ができる彼女への期待が高すぎて
社長からの仕事のふられかたが尋常でなかったそうです。
「これくらい、できるでしょ」
「できて当たり前」
そういった風潮の強い職場ではありました。
でもまだ若い彼女。
本当にこれからの人材でした。
それなのに、大切に育てるどころか潰してしまう。
そんな会社なので、彼女だけではなく
今までもたくさんの人が辞めていきました。
それも割と長く居て、仕事もできて、真面目な人ばかり。
私と仲が良かった子たちも
「辞めたいけど、他に仕事がない」と諦めているような人ばかり。
『人』を育てられない会社って、どうなんだろう
それでもハロワに行くと、美辞麗句を並べ立てて今でも求人がかかっているのをみて
ぞっとします。
しかも求人のエントリーが多いため、人気の会社と言われています((((;゚Д゚))))
私に連絡してくる子は、もう3年以上いますが今年部署を移動したため
”経歴クリアになるから”とボーナスも出ないそうです・・・
まさに暗黒企業
そして社長は6千万?だかする自宅を購入予定と自慢しているとキレながら教えてもらいました。
いや、もうほんと辞めれて良かった(涙)
しかもあの頃の殺伐とした日々は、思っていた以上に子どもには負担だったようです。
今は買い物も時間もあるので、夕食も好きなものを作ることができます。
すると「美味しい、美味しい」と、とにかく喜んでくれる。
当時は遅くなっても「大丈夫、頑張ってね」としか言わなかったのですが
「ホントはきつかった」と。
『帰った時、家にいてほしい』
『美味しいものをゆっくり食べたい』
もう大きいから、大丈夫だろうと思っていた私はビックリ。
しかも高校生ですから、親とはあんまり関わりたくないんじゃないかと思うのですが。
弟君曰く
「今しか一緒にいれないじゃん」
子ども達には、進学もしくは就職後に、一度は必ず家を出ることを話しています。
あぁ
ちゃんと近い将来のことも考えているんだな、と
嬉しくなりました。
そうだね。
もう少し、あと少し。
頑張って美味しいごはん、つくります(*´ω`)