不登校から見えてきた未来 by 子連れ狼旅日記

不登校になったコドモとの日々🍀そこから見つけた新しい人生🌈のんびりあせらずいきまっしょい

骨髄バンクに登録してみた

何か自分にできること

 

どうか役立てますように

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やってきました、献血ルーム

 

と言っても今回の目的は献血ではなく

骨髄バンク

 

www.jmdp.or.jp

 若かりし頃は、血の気も多く(笑)献血もじゃんじゃかしていたのだけれど

20代後半から比重?が軽すぎて出来なくなってしまいました。

 

こんなに医療が進歩していても

輸血だけはまだまだ代替が完全ではなく、人の善意を回すしかない。

 

私の父も心臓の手術やいろんな場面でお世話になって、本当にありがたいと思いました。

 

献血ができないのならば骨髄バンクはどうだろう、とずっと気になっていました。

 

ドナー登録できる方 ・骨髄・末梢血幹細胞の提供の内容を十分に理解している方
・年齢が18歳以上、54歳以下で健康な方
・体重が男性45kg以上/女性40kg以上の方

現在の登録者は40代・50代が半数以上。

 

骨髄バンクに要録している患者さんは3,000人以上。

ドナー登録者数は52万人以上。

実際に移植が行われているのは年間1,200件ほど。

待っている患者さんの6割ほどしか移植を受けられていない。

それくらいドナーと患者さんのマッチングは難しい。

 

私の小学校時代の友人が大人になってから、白血病で他界しました。

私は仕事で上京しており別の友人から闘病の様子を聞きました。

 

どんどん痩せていく姿が見ていられなくて

それでもいつも笑って冗談を言いながら、未来の話をしていたと。

 

家族から骨髄移植を受けたけれど、合わなかったそうで

まだ10代の終わりに生涯を閉じられました。

 

彼女のことが忘れられなかったことと

自分にも子どもができ、もしこの子たちが病に侵されるような事になれば

どんな手を使ってでも治してやりたいだろうと考えるように。

 

ですが正直今までは、自分の子育てで手一杯でした。

また骨髄移植をした場合、医療上危険度が全くのゼロというわけでもなく

万が一のことを考えても踏み切れずにいました。

ずるいですよね。でも家族に負担をかける訳にもいかなくて。

 

また骨髄バンクを通して患者さんに移植(提供)ができる際、かなりの日数を要するのです。

説明や検査等のため、平日の日中に医療機関へ出向き、移植(採取)の際は入院も必要。合計10日間ほど必要になります。

 

結婚後は基本家を空けることはダメだったので、自由に旅行へ行くこともできず、

何日も留守にすること自体ができませんでした。

でも子どもたちも大きくなり、一人でもなんとか大丈夫な年頃になりました。

 

 

もう、いいよね

私は私のやりたいことをやろう

 

 

そう思い、献血ルームに事前相談をしたうえで登録してきました。

 

実際は登録手続きの説明と問診と、2mlほどの血液の採取。

待ち時間を入れても30分ほどで終わりました。

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なんとドドナー登録は、55歳の誕生日で自動的に抹消されるのだとか!

そんなに残日数ないじゃん・・・(・_・;)

せめて1回、できれば2回どうか移植ができますように。

 

今は家に居るため時間も自由に使えるからこそできますが

仕事をフルタイムでしているときは厳しかったと思います。

そこまで融通の利く会社でもなかったですし・・・

 

もっと社会自体が、ドナー登録に対して積極的になればな、と感じました。

もちろん会社で、移植提供の有給が認められているところもありますが

まだまだ厳しいのが現実。

有給だってそうそう取れない会社がほとんどです。

上司だって同僚だって、みんないい顔してくれるとも思えません。

ですがもし自分の子どもが、家族が病気になり、移植を受ける立場になったら・・・?

 

きっと必死になるでしょう。

何が何でも、できうる限りの人に、ドナー登録をお願いすると思うのです。

 

もちろん骨髄バンクは善意です。ボランティアです。

ですが社会できちんと骨髄移植に関する休みや保証を明確化していく事で

もっと若い世代にも浸透していくでしょうし、取り組みやすくなるように思えます。

 

 

もう若くもないけれど(笑)

どうか誰かのお役に立てるのならば

母として、親として、本望かな。