それぞれの立場で
子どもたちを真剣に思う人の言葉は
まっすぐ胸に突き刺さります
子どもたちの心に残る
人であってほしい
弟君が受験生の年
不祥事続出となった学校に、
心底愛想をつかしましたが
子ども達を真剣に思う先生方も
いらっしゃいました。
ベテランの音楽専門の先生でしたが
生徒も保護者も
受験に関しては一番相談に乗って頂きました。
また、前年度よその学校へ移転されてからも
ずっと子ども達を心配し、気がけてくださる
先生方もいらっしゃいました。
子ども達に大人気だったある先生からは
卒業式の時、祝電が寄せられてました。
一言『明日やろうはバカヤロウ』と(笑)
気取った言葉でもなく
形式ばったお祝いでもなく
先生らしい応援と旅立ちのメッセージに
心が温かくなりました。
度重なる不祥事を起こし
保護者への緊急集会以降
学校側は一切その話題に触れませんでした。
晴れの席で話す事でもないけれど
勿論校長先生からの祝辞も
とりとめのない話で終わりました。
PTA会長がその年は、知人のお母さんがされ、
結果とても大変な1年となりました。
彼女が卒業式での祝辞の際
子ども達へ心配をかけたこと
生徒からの問いかけに答える術がなかったこと
大切な3年の時間を悲しみに変えたことを
謝られました。
そしてこれからの高校生活へ向けて
『逃げる』ことも選択肢の、一つだと。
そしてあなた達を思う人が周りにいることを
忘れないでと
メッセージを送りました。
心からの言葉に
生徒も保護者も涙が止まりませんでした。
彼女の強さ、潔さ、深さに
敬意と感謝の思いで一杯です。
先生方の心にも
届いているのかな。