永遠の命、ミイラ
何を思い
何を願う
ちょいと前ですが
【特別展ミイラ~「永遠の命」を求めて~】
に行ってきました。
エジプトに興味があり
『ハネムーンはエジプトに行く♥』と
決めておりましたが叶わず💧
まぁただ中学生の頃に読んだ
『王家の紋章』がきっかけなんだけども
ま-たマンガかい(;'∀')
しかも時代を感じるでしょ(笑)
でもこれが面白くて勉強になるのですよ。
しかもなんと30年以上を超え未だ続いているっていう
同じく有名な『ガラスの仮面』と並ぶ長編大作です。
現代から古代エジプトにタイムスリップした主人公キャロルが
古代エジプトの王メンフィスと恋に落ちるというお話。
まぁこのメンフィス様が
ものすごい美形の”俺様”キャラ。
そんな王子様との愛や、諸外国との戦いや歴史などに夢中になり
当時クラス中の女子が読んでいました。
いや懐かしい
まぁこのキャロルさんが
天然のすっとこどっこいなため
よくナイルの川に落ちては
現代と過去を行ったり来たりするんです。
ドラえもんのタイムマシーン扱いのナイルの川
それでも当時のエジプトをとりまく勢力の国々
歴史が超苦手な私でも、楽しく古代エジプト文明が頭に入ってきました♬
それだけでも価値があったと思います。
似たようなお話で【天は赤い河のほとり】もありますね。
こちらの主人公の方がしっかりしてる上
お話も完結しているので
せっかちさんはこちらがオススメかも。
ところで肝心のエジプト展。
ミイラ=エジプトのイメージが強いですが
43体のミイラとご対面致しました。
日本では即身成仏の僧侶のミイラが有名ですね。
また世界各地で発見された
ミイラに対する文化や思い、工程なども様々。
鳥や猫などの動物をミイラにしたもの。
小さな子どもと思われるもの。
ペアで発見されたもの。
人の手によってではなく
自然な冷凍状態、湿地帯で偶然できたもの。
またCTスキャンなどで
保存状態や何を摂取していたか
科学的・医学的な視点で解明されているのもすごい。
どれも保管や管理、移送が非常に難しく
世界中で後世に伝えようと奮闘されている方々の思いまで
伝わってくるようでした。
展示コーナーも
「南北アメリカのミイラ」
「古代エジプトのミイラ」
「ヨーロッパのミイラ」
「オセアニアと東アジアのミイラ」
と4部構成になっていて、それぞれに5分ほどの簡単に映像紹介があり
わかりやすいものでした。
人が亡くなった後も命は永遠という考え方
いつか帰ってくるときのためのものとして
または尊敬の思いをこめて
残る人々の守り神として
有名なツタンカーメン王のミイラはレプリカでしたが
ほとんどは本物のミイラや当時の服飾品。
それでも気持ち悪い、といった感はなく
静かに、はるか昔の人々の生活や風景を垣間見る、
といった雰囲気でした。
個人的には日本のミイラで
《本草学者のミイラ》が一番印象的でした。
学問的な探求心で自らが死んだあと
「掘り起こしてね」と
お弟子さんに託していった学者さん( ゚Д゚)
これまた真面目に掘り起こしたお弟子さんが目にしたのは
日本の温暖な風土ではなりにくいはずのミイラ!
なぜに???
一つの理由として、死の直前に
大量に”柿の種”を摂取していたことが
今回CTスキャンで判明していました。
おつまみのアレではないですよ、果物の柿の種です。
防腐作用のあるタンニンを多く含む柿ですが
江戸時代当時はまだそこまで分かっていなかったはず。
学者さん、スゴイ。
文化的にも学術的にも
とても貴重なミイラの数々を見ることができました。
命って
色んな意味で永遠ですよね
出口を出たところで
自分の顔をツタンカーメン、もしくは中王国時代のミイラに当てはめて
CGでデータをダウンロードする
「ミイラマスクチェンジャー」がありました。
もちろんここはツタンカーメンで。
姉たちに送りました(笑)
一人でしたから恥ずかしかった💦
最期にミイラに関して
私の今のおススメは【ミイラの飼い方】です
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いやもう本当に癒されマス!!!