不登校から見えてきた未来 by 子連れ狼旅日記

不登校になったコドモとの日々🍀そこから見つけた新しい人生🌈のんびりあせらずいきまっしょい

バイト生活がスタート

兄者が初めてバイトに出勤した日は

私の父が逝去してからちょうど

ふた月目の月命日

 

見守ってくれているのかな

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正式にバイト雇用になった兄者

 

翌日から

元気に出勤していく毎日がスタートしました。

 

朝、自分で起きる

時間に間に合うように家を出る

体調管理を怠らない

 

当たり前と言われればそれまでなんですが

 

これまでを考えると夢のようで

 

嬉しくてたまらない

 

それでも

毎日帰ってきてから

その日にあった出来事を

マシンガントークするのは

ルーティンのようになってきて

 

正直めんどい(;・∀・)と思わんでもないですが

でも

きっと自分の気持ちを吐き出すことが

今の彼には必要だと思えたので

『聞く』ことを大切にしようと考えました。

 

まぁ毎日よく喋るもんだなぁ(笑)

 

ただ先輩方に恵まれているようで

仕事に関しても

丁寧に教えてもらっているようです

 

 

ただしばらくしてから恐れていたことが

 

帰ってくるなりポロポロと泣き出す兄者。

 

先生のバイト先で、イヤなお客に

遭遇してしまった時のパターンと

一緒です(・_・;)

 

「どした、どした?」と聞くと

お休みに関して、上役の人と話した際

どうも何か言われたようで。

 

 

兄者の職場は週休2日制。

ただ接客業のため土日祝日は基本出勤です。

それ以外でお休みをシフトで組んでいます。

 

徐々に仕事に慣れてきて

曜日ごとの業務内容も把握してきた兄者

 

また土日出勤する分、ほかの人達は月曜や金曜に

お休みされることが多いようで

先輩方とお休みがかぶらないように、とも考えていました。

 

新しく出来たシフト表をみて

忙しい曜日に自分のお休みが割り振られていたのが

気になってしまったようで。

 

特段お休みの希望もない彼は

仕入れや仕分けなどの補充業務の多い曜日を避けて

休んだ方がみんなが楽だよね、と思い

上長に話したようなのです。

 

『いやそこは土日忙しい分、楽してもいいんじゃない?』

『だってまだ新人だし』

とゲスな考えをする私と違い

兄者は先輩たちに負担がいかないようにと

考えていたようです。

 

それがおそらくうまく伝わらなかったのと

話した相手が、担当部署外の方だったので

何曜日が忙しいとかを把握していなかったのでしょう

 

『図々しい』と言われたと

 

大粒の涙をこぼしながら話してくれました。

 

しかもそれが

ふだんけっこう慕っている上長だっただけに

なおさらショックだったのでしょう

 

まぁ新人の分際でシフトに口出すのもいかがなものか、とも思いましたし

上長は上長の考えがあって作っているのだろうし

 

シフト作るのとかって

結構大変なんですよね💦

 

ただ言われた『図々しい』という言葉はピンとこなくて

勘違いされてるのかな?という印象も受けました。

 

恐らく兄者も言葉足らずで

話してしまったのではないかとも思いました。

 

また毎日聞く中で、とても良い印象の上長さんだったので

ただ単に機嫌が悪かったのかもしれません。

 

ですが思いつめる兄者は

「俺そんなに悪い事いったのだろうか」

「信用されていないのかな」

「嫌われているんだ」

等々、この世の終わりかのように

落ち込むほど悲壮な様子でした。

 

考えすぎだって…

 

「大好きな人に言われたから、余計ショックなんだよね」

「でも人間だからね、機嫌が悪い時だってあるよ」

「あなたが言った休みの意味が伝わっていないと思う」

と伝えました。

 

真っすぐしかものを見れない、考えれない兄者は

人の言葉も真っすぐに受け取ってしまいます。

 

以前も

学校の先輩がふざけて首を切る仕草をしただけで

「俺に死ねって」と大ショックを受けたことがありました・・・

 

いや、どう考えても冗談じゃん(;・∀・)

 

でもそれが通じないのが兄者なのです。

 

真面目なのはいいんだけどね

 

 

心配しましたが

翌日も朝からちゃんとバイトへは行きました。

 

ホッ(;'∀')

 

すると休憩時間に兄者からラインが

『○○さんが今日はなんか優しい笑』

 

兄者が言いたかった

お休みの意味も伝わったようで

どうも誤解も解けたようです

 

あとは、ただ虫の居所が悪かった?(笑)

 

その日は笑顔で帰ってくることができました。

 

 

一つ一つ

つまづきながら

泣きながら

覚えていくんだよ