不登校から見えてきた未来 by 子連れ狼旅日記

不登校になったコドモとの日々🍀そこから見つけた新しい人生🌈のんびりあせらずいきまっしょい

バイト6日目。

連続勤務3日目!

毎朝起こさねばならないものの

どうにか続いていけそう、かな・・・

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先生からも、ずっと続けてほしいとも言っていただき

一人テンションが上がる中

バイトから帰ってきた兄者は

私の顔を見るなり、ポロポロと涙をこぼし始めました。

 

えええ-⁉何があったん・・・

 

落ち着かせながら話を聞くと

どうも今日行ったお客さんの対応が

ひどかったらしく。

 

あれまぁ-とは思ったものの

サービス業ではよくある話。

 

「気にすることはないよ、いろんな人がいるからね」

というものの、どうも納得できない様子。

 

聞けば今日行った仕事場は、車を下のほうに停めなくてはいけなかったようで

先生に言われた兄者が、一足先に訪問のご挨拶に行った時のこと。

 

兄者は声も大きく、挨拶は割ときっちりできるほうなので、

先生も数日前からそのパターンでお任せしていたようです。

 

いつものように

「おはようございます、修理のご依頼いただいていました

○○電機店です」と言ったらしいのですが

 

とても不機嫌そうな男性が出てこられ

「あ?誰だ、おまえ」

とタバコを吸いながらジロジロと見られ、

兄者なりに一生懸命説明したらしいのですが、

「知らん。修理も頼んでない。何の用だ」

と取り付く島もない様子で。

 

しまいには「知らん!さっさと帰れ!」

と怒鳴られ、とうとう下で待つ先生に言いに行ったそうです。

 

先生は「なんで?」と首をひねりながら再度上がっていかれ

そのあと向こうはすぐ納得して、仕事に入ったとのこと。

 

おそらく見慣れない子供が来たことで

警戒心からよく聞かずに断ったのではないかと思うのですが

 

なんせその態度がとにかくひどかったらしく

まぁ、柄が悪いといいますか。

 

でもそんな人、けっこういますもんね。

 

でも兄者にはかなりショックだったようです。

 

正直「え、それくらいで」と思わないでも

なかったのですが(^_^;)

 

まあ今まで怒られたりするのは

学校の先生か私くらいからしかなかったでしょうし。

(主人は子ども達から嫌われたくないので一切怒りません)

 

なので社会経験がほとんどない兄者にしてみれば

全くの他人に怒鳴られたりする機会は、

あまりないのも当然で。

 

でも避けては通れない、社会人としての洗礼みたいなもんです。

 

それでも、そのあとはキチンと仕事をし

その男性にもニコニコして応対と挨拶をした、

と言ってました。

おぉ、エライぞ。

 

ですが彼の心にはかなりきつかったようで

しばらくの時間、父の部屋で泣いていました。

 

その後なんとか気を取り直し、お風呂に入ってる間に先生から電話がありました。

 

まぁほぼ兄者から聞いた話と同じでした。

ただ戻って先生に話した後も、泣いていたらしく。

 

「オイオイ、これぐらいで泣くな」とは言ったんですが…と

先生も戸惑われているご様子。

 

いろんな人がいるのが、世間。

その中で仕事をするというのは、イヤな事もたくさんあります。

先生もそれは分かって、少し繊細過ぎる兄者を

なんとか鍛えなくてはと感じておられました。

 

「もうこれは、慣れしかありません。私も相当やられてきましたから」

先生が言われるのもごもっともです。

 

現実社会=理不尽みたいなものですからね・・・

 

 

私自身は元々母が暴言やら手を上げる人だったので、

怒られたり厳しくされるのには、全く抵抗がありませんでした。

ですが父は温和な人だったので、大声を出したりする姿を一度も見た事がありません。

なので大人の男の人が、大きな声で恫喝したり威圧したりするのには

恐怖を感じていました。

いや、軽蔑といったほうがいいかもしれません。

 

話せばわかること。

静かに理論的に説明すればいいようなことを

わざわざすぐそばでわめきたてるような人は

心底苦手でした。

 

今でいえばパワハラですが。

以前はわんさかいましたもんね。

 

先生からもぶたれたり、怒鳴られていた時代でしたので

昔は免疫もあったでしょうが

今は時代も違い、特に兄者は部活の先輩も皆優しい方ばかりだったので

いわゆる「体育会系」みたいな洗礼は皆無でした。

 

そのあとも夕飯もあまりいけず、

すっかり気落ちして自分の部屋に戻ってく姿が

危険信号を発していました。