親では教えられない外の世界
関わってくださる方に
感謝の気持ちで一杯です
バイト3日目。
朝から起こしはしたものの
ちょっと時間ギリではありましたが
元気に出ていきました。
2時近く。
「ただいま-」と。
早くない???
あれれと思いながら聞くと
どうも午後は、専門性の高いお仕事らしく。
今日はもういいよとのことで
帰ってきました。
初日でバテてしまったこともあり
先生が気を使われたのだと思います。
半日でしたが、6時間ほどはお仕事したようです。
今日は農家さんのお米の保管庫の入れ替え。
なかなかに力仕事もあり
体があちこち痛いと、苦笑いしていました。
お客さんである農家さんが
お弁当を準備してくださったらしく
「本当にみんないい人ばっかりなんよ」と
嬉しそうに話してくれました。
社長である先生と、その息子さん
また他にも職人さんがいて
皆さんとても優しくしてくださっているようで
兄者も感激しきりでした。
毎日仕事場も、仕事の内容も、お客さんも違う。
楽しい反面、大変だけど面白いよと
兄者もバイトをそれなりに楽しんでいるようでした。
よしよし、この調子なら大丈夫かな。
そんな甘い考えをする私に
まだまだ試練は続きます。
4日目。
今度は起きれませんでした。
なんでや・・・
そんな思いがグルグルしますが
本人はもう動きもせず、しゃべりもしません。
せめて先生に電話を、と言いましたが
電話をかけようともせず。
さすがにそれにはイラッとしました。
先生にも仕事のスケジュールがあり、
そんなに、兄者の都合にばかり
合わせていただく訳にもいかず。
仕方なく、私から先生へ電話を入れました。
兄者の様子を話すと
「うーん、分かりました。
今週はお休みしてていいです。
ゆっくり休んで、月曜日に
またおいでと本人に伝えてください」
とまたまた寛大なお返事でした。
本当にすみません、ありがとうございます、を
何度も繰り返し、兄者に伝えると
黙ったまま頷いていました。
この子も、行きたいはず。
なんとか体のエンジンがかかってくれれば
その前に心がガス欠では仕方がない。
何が兄者の足を止めているのかは
分かりませんでしたが
焦らず、ゆっくり見守ろうと決めました。
行けない日も家の雰囲気が暗くならないように
そして兄者がバイトを始めてからは
夕飯が豪華になっていました(笑)
なんとか兄者が外の世界に出ていく機会が
失われませんようにと
毎日ひたすら願っていました。
疲れた時はマンガでも読んでゆっくり休むもよし♪
「わたナギ」先にマンガを読んでましたが
ドラマの多部未華子さんが可愛かった(*ノωノ)