不登校から見えてきた未来 by 子連れ狼旅日記

不登校になったコドモとの日々🍀そこから見つけた新しい人生🌈のんびりあせらずいきまっしょい

目の前で起こった水難事故~海水浴遍~

キラキラと光る水面

 

打ち寄せる波

 

楽しさの裏には

危険がいっぱい

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2度目の水難事故は私が中学生の時。

 

いとこ家族と、海へ泊りに行った時の事です。

 

そこは船で渡る小さな島で

比較的こじんまりとした海水浴場でした。

 

いとこ夫婦とその子どもが3人

(小学生2人と6歳男の子)

お友達親子(お母さんと小学生1人だったかな)

それと私だったと思います。

 

大人たちは海に入らず岸の方に居ました。

 

私達子どもは、皆浮き輪をつけて

固まってわちゃわちゃ遊んでいました。

 

ひとかたまりになっていて

皆の顔がそこに合って

ゲラゲラ笑いながら水を掛け合ったり

どこにでもある光景です。

 

ほんの一瞬でした。

 

何秒かだったと思います。

 

今まで目の前にいた

6歳の子どもの姿が突如消えました。

 

「あれっ???」

「ね、ちょっと○○くんは?」

言いながら周りを見渡すと

 

なぜか10メートルほど離れた海面に

浮き輪がぽつんと浮かんでいて

よく見ると、その横に手だけが見えました。

 

皆凍り付きました。

 

岸から

悲鳴と共に

子どもの名を叫びながら

泳いでいく従妹の姿が見えました。

 

こんなに海の中で動けないことに

初めて焦りながら

みんなで岸まで戻りました。

 

横たわった小さな体は息をしておらず

顔は紫色になっていました。

 

もうどうしてよいか分からず

泣くしかできず

 

ですが従妹とその友達が

幸いなことに看護師だったのです。

 

友達さんが時計を見ながら時間を図り

従妹が必死で人工呼吸と心臓マッサージを

繰り返していました。

 

しばらくしてから

本当にマンガのように

口からぴゅーっと水が出て

咳込みながら息を吹き返しました。

 

この時の事は

ものすごくよく覚えています。

 

「離岸流」と呼ばれる岸から沖に向かって

一方的に強い流れが発生することがあるそうです。

 

また潮の境目や流れによって

突然流されたり、足を取られることも。

 

それが自然であり、海の怖さでもあります。

 

あの時

みんな手の届く範囲で、一緒にいたにも関わらず

ほんの何秒間の隙にさらわれてしまった

 

これが溺れる、ということ

海での事故の起こりやすさ

 

その島は離島のため病院もなく

たまたま蘇生処置ができる大人がいたから

助かったようなものの

 

忘れられない水の恐ろしさを感じました。

 

また同時に看護師さんの冷静さと

処置の的確さに感動もしました。

 

その後大きな病院へ戻り

念のため精密検査を受けましたが

大事には至りませんでした。

 

 

この時の事があり

私はプール、海、川へ行くときは

必ず子ども1人に対して

大人1人がついている状態で

遊ばせるようにしています。

 

また子どもが大きくなり、

親と泳がなくなった中学生以降であれば

(友達同士でプールに行くときも)

兄弟、友達同士、バディを組むこと

自分の相手から目を離さない事を

伝えています。

 

部活動やグループ等で

海や川へ遊びに行くときも

当たり前のようですが

「自分の子どもから目を離さない」

そして

「責任が取れない」ということも

あえて伝えたうえで、

同行する人に、事故の時の事を話すようにしています。

 

せっかくの楽しいレジャーです。

 

海も川もプールも

子どもも大人もめいっぱい遊びたい。

 

いろんな自然の体験もさせてあげたい。

 

水に住むいろんな生き物を知ってほしい。

 

でも

思いもよらない危険が隣り合わせだということも

忘れないようにしたいです。

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