不登校から見えてきた未来 by 子連れ狼旅日記

自宅警備員中の息子とアラフォー母の転職記

不登校になって~僕の進む道~

高校3年の夏

将来も考えなくてはいけない

 

でもね、今この時間も

大切だよ

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周りが進学、専門学校、就職と

それぞれに動き出しました。

 

これまで医療関係を第一希望に考えていて

専門学校のオープンスクールにも、いくつか下見に行っていました。

 

兄者一人で行くこともあり、学校の雰囲気も気に入った様子でした。

 

人に寄り添うことに抵抗がなく、気持ちの優しい兄者には

医療関係、もしくは福祉が向いているのではと

一緒に考えたりしていました。

 

担任の先生からも、また先方の学校からも連絡が来ていて

専門に進むのだとばかり、思っていました。

 

そんなある日。

「よく考えたんだけど、なんか違う気がする・・・」

 

へ?

いやいや、今頃?

喉まで出かかった言葉を飲み込み、話を聞きました。

 

実際進学が現実になってきて、兄者なりに色々考えたそうです。

どうもしっくりこない。

この仕事にどうしても就きたい!とまで思えなくなってきて

こんな状態で進学しても続かないとも思うと。

「ごめんね、今になって・・・就職で考えてもいいかなぁ」

 

あちゃ-という気持ちはありましたが、

自分の気持ちを言ってくれたことのほうが嬉しく、

それをそのまま伝えました。

 

担任にも本人から話し、就職も視野に入れて検討しなおすことになりました。

 

 

そんな折オープンスクールで、卒業した先輩たちの体験談を聞く機会がありました。

 

美容系の専門学校へ行った女の子は、実はずっと保育士を目指していたそうです。

それがやはり間際になって、全く違う選択をしたと話していました。

また先生からの勧めがきっかけで、大学の英語専攻に決めた男の子や、

航空関連にあこがれて、遠く北海道の寮生活を選んで進学した子など

皆様々でした。

 

意外だったのは、大学のほうが行きやすい、という意見。

専門学校のほうが規模も小さいので、

子どもには合っているだろうと、勝手に思っていました。

 

大学だと自分の興味のある分野に絞って勉強できるので

苦にならないし、何より時間的に余裕がある、との意見でした。

 

対して専門学校は、それぞれの専門課程の時間割がかなり詰め込んであり、

よほどの熱意がないと正直厳しいともありました。

 

なるほど、なるほど。

聞いてみないとわからないものだな-。

 

一番心配なのは

「学校へ通えるのか」

 

こんなにユルユルな環境から、

卒業した後、果たして続くのだろうかというのは

皆も同じ気持ちでした。

 

それに対しては、先輩たちも苦笑いで

大学も、専門も、「毎日行く」ことが

かなりきつかったと、口をそろえて言っていました。

最初慣れるまでは何度も辞めたくなって

そこで支えになったのが、クラスメートだったそうです。

 

お互い苦しい思いを話しながら、

弱音を言い合いながら

なんとか乗り越えたと。

それがなかったら、ムリでしたと笑って話してくれました。

 

また先輩ママ達から、焦らないよう、アドバイスを頂きました。

”とにかく進学”とか無理して決めても、続かない。

せっかく決めても、また行けなくなることで、

本人も「やっぱり自分はダメなんだ」と一層自己否定してしまう。

本人が本当にやりたい事をみつける。

でもそれは今じゃないかもしれない。

もう少し時間がかかるのかもしれない。

それまでは、ガマンだよ、と。

 

でも、放ったらかしというわけではなく

道しるべになりそうな資料やデータは

ちょこちょこ共有していました。

 

学校の先生からも、折に触れいろんな提案も頂いていたようです。

 

以前はやはり「全員進路を決める」という目標で

ほとんど進学で(就職も少し)卒業までに推していたと聞きました。

でも元々がつまづいてきた子ども達ばかり。

やはり卒業後に行けなくなったり、辞めてしまったり、

長期欠席になってしまったりする生徒が多く

学校側も考え方を変えられたようでした。

 

進学にしても、就職にしても

パワ-が要ります。

自分の「好きなこと」でそのパワーが出せるよう、

なんとか兄者に合った道を見つけてほしいと、心から祈っていました。