不登校から見えてきた未来 by 子連れ狼旅日記

自宅警備員中の息子とアラフォー母の転職記

不登校になって~教師の在り方~

教師も人間だから

万能ではない

 

でも

子ども達は

信頼できる大人を

きちんと見極める

f:id:hikaru-ko:20200422224007j:plain

兄者と高校を後にした日

 

帰りの車の中で

兄者がポツリと話し出しました。

 

「あのね・・・もう言ってもいいかなぁ。」

「ん?どした?」

「1年生の時さ、進路で悩んだときあったじゃん」

 

進学校だったため、2年時からはクラスを

理数か文系かを選択しないといけませんでした。

兄者は当時進学先は理系の学校で、

資格をとることを第1希望にしていました。

でも勉強面では文系のほうが成績が良く

得意な分野を生かすか、行きたい学部を優先するかで迷っていました。

 

「2学期の途中で、担任の先生に

進路のことで相談があります、て言いに行ったんよ」

「うん」

「そしたらさ・・・

『は?俺に聞くな。そんなもん自分で考えろ』

て言われたんだ。

部活前に聞いたから良くなかったかもだけど」

 

いやいやいやいやいや

なんじゃそら。

おかしいから!!!

 

専攻も体育の1年次の担任は、部活命の先生でした。

 

それであっても

自分のクラスの生徒が進路の相談しているのに

その態度はあり得んだろう。

 

「なんでその時話してくれなかったの」というと

「いや、もうこの先生はダメだな、って思ったから。

でも先生の事とかあんまり悪くいいたくないじゃん。

でも、もういいかな、って思って」

 

なんてことだろう。

 

随分前から子どもはすでに

先生への信頼など持っていませんでした。

 

 

一方、部活動の事を思い出し

顧問の先生の立場が悪くなるかもしれない、と思い

急いで連絡を入れました。

 

先ほど担任、学年主任から言われたことを話すと

先生はあからさまに怒りをあらわにし

「そんなこと言ったんですか!

大変申し訳ありません。

私が責任者です。私がいいと言ってるのだから、

何も気にしなくていい。

彼にもそう伝えてください。

みんな待ってますから」

 

そう言って頂き、うれし涙がこぼれました。

 

兄者と良かったね、

この先生に出会えて、本当によかったね

と話しながら帰りました。

 

 

次の日、約束通り合宿に出かけていきました。

 

その翌日、迎えに行くと

 

たくさんのOB,OG,そして1年生に囲まれて

楽しそうに笑う兄者の姿がありました。

 

「みんなに、お礼を言えたよ。

学校移ることも伝えた。

すっきりした~!

うん、もういい。

ありがとうね」

 

 

いつも人を思いやることを忘れない彼の姿が

私にはまぶしく映りました。

 

 

 

彼を受け止めてくれた部活動のメンバーにも

 

いつも温かく寄り添ってくれた友達にも

 

心から励まし、叱咤し、

決して見捨てず教師として

向かい合ってくださった顧問の先生にも

 

 

心から感謝の気持ちでいっぱいです。

 

辛いだけではない

たくさんの得難い経験も

宝物のような気持ちも

知る事ができました。

 

 

この学校へ来たことにも

ちゃんと意味はあったのだと

 

まだまだこの時は

色んな気持ちがごちゃ混ぜでしたが

 

素直にそう思えるようになりました。