心無い言葉を投げつけられる
不登校の子供を持つ苦しさは
経験した人じゃないとわからない。
途方に暮れていた私は、藁にもすがる思いで
本や新聞、ネットの中で、答えを、方法を、探し求めました。
どこにも相談できない。
誰にも相談できない。
そして誰にも分ってもらえない。
それが一番苦しかった。
その頃会社でも、学校へ連れて行った事で遅れたり、
話し合いのため1時間ほど早退したことが2,3度ありました。
学校からも連絡が入るため、携帯を所持していたのですが
電話がかかってきたときに、数分廊下に出ることさえも
快くは思われず、ため息をつかれることもしばしばでした。
「連絡は会社にしてもらって、携帯は持たないように」と言われ、
事務所の中で話せるようなことでもなく、学校とも連絡が取りづらくなりました。
一緒に仕事をしていた方達は、二人とも40代前半でしたが
独身でお子さんもいなかったため、
状況を理解してもらうには、難しい相手でした。
また、上司の一人はシングルマザーでしたが、
「構いすぎよ、わかってるでしょ。そんなんじゃだめよ」
「私は甘やかさなかった。それが本人のためだからね」
とも言われました。
ですがその方のお子さんは、大人になってから就職後、
仕事を放棄して行方知れずになり、出戻りで一緒に仕事をしていました。
そんな人に言われたくはないな・・・と内心思いつつ。
職場では毎日息が詰まるような思いでした。