最悪の事態
不安と後悔と怒りで
頭が真っ白になっていた
登校準備をしていた兄者は固まってしまい
動かなくなりました。
私はとりあえず直ぐに学校へ連絡を入れ
事の次第と、
学生証の写しを送ってしまった為
学校側にも迷惑をかけてしまうかもしれない
旨をお詫びしました。
兄者は私に責め立てられた事
大事になるかもしれない不安で
ふさぎこんでしまい
布団の中で泣いていました。
どんな事になるか
予測もつかず
最悪の事態にだけはならないことを
ひたすら祈りながら
仕事へ行きました。
そしてその日担任から連絡が。
「向こうの保護者が県を通じて
教育委員会へ訴えてこられました」
嫌な予感が、的中しました。