不登校から見えてきた未来 by 子連れ狼旅日記

不登校になったコドモとの日々🍀そこから見つけた新しい人生🌈のんびりあせらずいきまっしょい

不登校~イジワルならぼくにして~

弟大好き

小さな体を張って守る兄

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小さい頃からおっとり屋の兄者は

争う事が苦手です。

保育園での運動会

障害物競争でトップを走っていた我が子に
大声援も束の間

彼は一番で平均台に来たものの
なんと横に立ち
みんなを先に通してから
最後に満面の笑みでゴールしていました(笑)

もちろん負けて悔しい、という時もあります。
が、大抵ケロッとしています。

なんというか
あまり勝負事に固執しない。

あまり勝ちにこだわるのもどーかと思いますが

そこはやはり、頑張りどこだとも思うんですね。

人と接触せず単独で頑張れるスイミングは
向いていたようで

保育園から6年間、弟君と続けていました。

送迎バスに乗っていきますが
たまにお迎えがてら
見に行ったりもしてました。

すると、いつも楽しく行っていた二人が
あるときから行きたがらなくなり
なんだか様子がおかしい。

どうもイジメっ子がいるようで。
バスも兄弟で離れないように座ったり
なるだけ相手しないようにしていたらしい。

しかも兄者の、ひとつ下(*_*)

やめて、と言ってもお菓子を取ったり
わざとぶつかったり。

なるだけ子供達だけで解決させようと
イジワルされたら、ちゃんと
「いや」「やめて」と相手に言うよう
話したのですが…

しかも段々エスカレートしてきて
先生や大人が見ていない
更衣室でつねってきたらしく

弟が泣きべそかいて腫れた腕を見せてきました。
すると兄者が
「でもね、ちゃんと言ったよ!」
おおっ、さすが兄貴!でかした。

「弟には、イジワルしないで、って。
するならボクだけにして、って。」
Σ(゜Д゜)!?
え、え、そしたらなんて?
「うん。分かった、って笑ってた」

…あかーん。

ちょうど更衣室からイジメっ子が出てきて、
弟君が「あの子…」と教えてくれました。

この機会を逃せば会えないかも、
と思った私はつい、
そのちびっ子を捕まえていました。

一応ニコニコ笑顔で
「おばちゃんね、あの子(うちの子)のお母さん。
どうしてお友達がいやがる事をするのかな。
お菓子取られたら悲しいし、
つねったりしたら、痛いしこわいよ」
と話すと
「はぁ?うっせー。バーカ。知るかよ」

相手は子供、というストッパーが
どこかに飛んで行きました。

これはマジで言わんとだめだ。

一転般若の形相で
「おいこら子供でもダメなものはダメなんだよ。
人がいやがる事をするんじゃない。
しかも人から見えないとこでやるなんて
どんだけずるいか分かってんだろ。

今度うちの子に手だしてみろ。
お前ボコボコにするからな。

そして今おばちゃんに言われた事を
帰ってからお母さんに言いなさい。
先生にも話しとく。分かったね」

と大人げなさ100%前開で
小学生に詰め寄りました。
いや、ダメなのは重々承知でしたが、
放っておくのは、うちの子にも、この子にも
良くないと思えたから。

さっきまでくそ生意気だった小学生は
(当たり前ですが)固まってはげしく頷いたあと
走って逃げていきました。

スイミングの先生には
全部包み隠さずお伝えし
向こうの保護者にも伝えて下さいと話しました。
また、先方からクレームが来た場合も
応対しますので、と伝えました。

すると先生も、
「いえ、言ってもらえて良かったです。
他の子からも聞いていて気になってましたが、
私達が見ていないとこでするので
なかなか注意出来なくて。
更衣室は職員が入らないようにしてたんですが、
今度から交代で入るようにします」と。

それからは、ぱったりイジワルはなくなり
楽しくスイミングに、行けるようになりました。

ただ子供達にも、他にされている子がいないか
気をつけるようにも、話しました。

誰かが同じ目にあってても
知らん顔は、イジワルするのと同じ事だよ、と。

まだ難しいだろうけど、
自分さえよければ、という子には
なってほしくなかった。

本当は子供達だけで、解決できれば一番です。
でも、それが出来ない場合もある。

お互い話ができればいいけれど
大人へも、バカにした態度をとる小学生相手では
うちの子供達は太刀打ち出来ませんでした。

助けて、って言える時だったから。
この時までは

弟が大好きな兄者は
弟のことを、誰より何より
きっと自分よりも
大切に思っています。